今
すごいことに気付いた。
いまだ人生を23年生きてきて僕は自分より声の低い人におそらく会ったことがない。
今となっては僕が人生の過程で話してきた人など一体何人になるかかわからない、これは実は相当のことなのではないか。いや相当のことと言っても果たしてなにか意味があることなのか。
声が低ければもてる。
声が低いと大金持ちになれる。
声が低いと不老不死になれる。
声が低いとツタヤのレンタルビデオが半額になる。
こんな社会なら間違いなく僕は世界でトップクラスの生活が営める。そして僕の真似をするためにみんな僕の前に列をなすのだ。
現実には就職活動中の僕。